予防接種VACCINATION
各種予防
(ワクチン・フィラリア予防・外部寄生虫など)
犬の主な予防接種

子犬には、母親からもらった免疫が弱くなる生後2~3ヶ月頃から様々な伝染病にかかる可能性が高まりますので、早い時期での複数回のワクチン接種が必要です。
飼い主さんの元に来てから1週間経った上で6週齢以上で1回目、その後3週間以上開けて2回目を接種します。
また、ワクチン接種による免疫は弱くなりますので、年1回の追加接種が必要です。
当院では、5~8種のワクチンを飼育環境によって、飼い主さんに選んでもらっています。
犬の予防接種には2種類あり、どちらも命に関わる伝染病から守ってあげるために大切な注射です。
・狂犬病予防接種:狂犬病予防法で1年に1回の接種が義務づけられています。
・混合ワクチン:1年に1回接種することが推奨されています。
狂犬病予防接種
狂犬病予防法では「狂犬病予防接種は1年に1回行い、注射を打ったことを保健所に届ける」ことが義務付けられています。
万が一、副反応(顔が腫れた、元気がなくなった、嘔吐など)が現れた場合は、ご連絡ください。
混合ワクチン
混合ワクチンには複数の種類があり、犬種や体の大きさ、生活範囲などによって打つワクチンの種類が異なります。
そのため、飼い主さまと相談し、どのワクチンを打つのがよいかご相談いたします。
また、ワクチン接種後にアレルギー反応が起こることがありますので、当日は安静に過ごしていただき、接種後2~3日は体調をよく見てあげてください。
・5種混合ワクチン
ジステンパー、犬アデノウイルス1型感染症(犬伝染性肝炎)、アデノウイルス2型感染症(犬伝染性喉頭気管炎)、犬パラインフルエンザ、犬パルボウイルス感染症
・8種混合ワクチン
5種混合ワクチンに犬コロナウイルス感染症とレプトスピラが2種類が加わっています。
レプトスピラは人獣共通感染症と呼ばれる病気の原因菌で、おもに野生動物の尿などから移ります。犬が感染すると尿などを介して人に移る可能性があります。
犬のワクチン料金
| 5種混合ワクチン | 6,600円 |
|---|---|
| 7種混合ワクチン | 7,700円 |
| 8種混合ワクチン | 7,700円 |
※価格は税込です。
猫の主な予防接種

子猫には、生後2~3ヶ月頃から2回、その後年1回の追加接種が必要です。
猫のワクチンはネコ風邪をおもに予防することができる3種混合ワクチンと、猫白血病ワクチン、猫エイズワクチンがあります。
当院では、3種または5種のワクチンを飼育環境によって、飼い主さんに選んでもらっています。
3種混合ワクチン
一回の注射で
・猫カリシウイルス感染症
・猫ウイルス性鼻気管炎
・猫汎白血球減少症
と3つの病気を一度に予防できます。
外に全く出ない子も、誤って外に出てしまう場合や家族の衣服に付着したウイルスを持ち込むこともあります。
※ワクチン接種後丸一日は慎重に経過観察、何か変化があればご連絡ください。1週間はストレスのかかることは禁止です。万が一、副反応(顔が腫れた、元気がなくなった、嘔吐など)が現れた場合は、お早めにご連絡ください。
猫白血病ワクチン・猫エイズワクチン
血液検査を行い感染していないことが確認し、陰性であれば接種することができます。
初年度は複数回接種する必要がありますが、2年目からは1年に1回の接種になります。
※ワクチン接種後は安静にしていただき、何か変化があればご連絡ください。2~3日はストレスのかかることは控えるようにしてください。万が一、副反応(顔が腫れた、元気がなくなった、嘔吐など)が現れた場合は、お早めにご連絡ください。
猫のワクチン料金
| 3種混合ワクチン | 4,950円 |
|---|---|
| 5種混合ワクチン | 7,150円 |
| FIVワクチン | 4,400円 |
※価格は税込です。
フィラリアについて

フィラリアは、犬が蚊に刺されて感染する心臓の寄生虫です。
感染すると発症するフィラリア症は、心臓への負担が増えて呼吸困難になったり、おなかや肺に水が溜まってしまったり、血尿が出るなど様々な辛い症状があらわれ、死に至ることも多い重大な病気です。
フィラリアは検査・予防薬で防ぐことができますから、蚊が出始める頃にはご相談ください。
ノミ・ダニについて

散歩で寄生されてしまうノミやダニ。
一度寄生されてしまうとお家の中で増えてしまい、更に冬には越冬までしてしまいます。
また、寄生と吸血によりアレルギー性皮膚炎や、様々な病気を運んでくる原因となってしまいます。
こまめにシャンプーなどをしてあげて、予防してあげることをお勧めします。
その他の病気の予防

自ら語ることのできない動物たちは、その症状が表に出る頃には病気が進行してしまっている場合が多く見られます。
大切な家族の一員が元気で長生きするために、6歳(人間の年齢では40歳)を過ぎたら、一度健康診断を受ける事をお勧めします。
