避妊・去勢CONTRACEPTIVE
避妊・去勢手術について

手術時期は「満5ヶ月以上」であることが望ましいです。
また、手術するにあたり、可能とされる状態(体調や成長具合など)であることを確認するために必ずご来院いただき、診察後のご予約となります。
院内感染防止のため、1年以内かつ1週間以上前に「混合ワクチン」接種が必要となりますので、未接種の場合はこの時に受けてください。
去勢・避妊手術は必要?
皆さんは避妊・去勢についてどうお考えでしょうか。
自然のままに、といわれる方もいらっしゃいますが、実はペットのストレス軽減、健康面からみてもメリットの方が大きいのです。
当院では、早期の去勢・避妊をお勧めしております。
犬の場合のメリット

オス早期実施により攻撃性や、望ましくない排尿行動(マーキング)が減少します。
高齢犬に発生する雄性ホルモン関連疾患(前立腺疾患・肛門周囲腺腫・会陰ヘルニア等)の発生が抑えられます。
メス発情の防止だけでなく、高齢犬に発生しやすい卵巣・子宮の病気(子宮蓄膿症など)を防ぎます。
また、早期の手術により乳腺腫瘍の発生率が極めて低くなることがわかっています。
猫の場合のメリット

オス早期実施により望ましくない排尿行動(マーキング)が減少します。ケンカや徘徊が減少します。
メス発情の防止だけでなく、悪性度の高い乳腺腫瘍の発生率が極めて低くなることがわかっています。
※オス・メスに限らず、ケンカや交尾行動による伝染病(猫エイズ・猫白血病)の感染の予防にもなります。
望まれない出産を防ぎ、
不幸な子犬・子猫を
なくしましょう。
このように、去勢・避妊手術にはたくさんのメリットがあります。メスのワンちゃんの場合の、発情中の陰部からの出血(生理)は起こらなくなり、ネコちゃんでは発情期特有の大きな声が防げます。早期に手術をすることにより、将来「乳腺癌」になる確率を大幅に下げることができます。
また、「子宮蓄膿症」(子宮に膿がたまる病気)も防げます。去勢・避妊手術をしていない飼い主の方も、この機会に一度お考えになってみてはいかがでしょうか?
手術の流れ

診察・予約
普段の診察で、避妊・去勢手術のご相談や手術の予約を受け付けています。お電話でのご相談も可能ですが、初診の場合は手術前に診察が必要です。

手術前日
手術前日の22時以降はお食事を抜いた絶食状態にしてください。水は当日の朝10時30分まで与えていただけます。

ご来院
手術日の朝は絶食の状態で、水も朝10時30分以降は与えずに予約時間にご来院ください。
お預かりの際にお迎えまでのスケジュールについてご説明いたします。

術前検査
安全性の高い手術を行うために血液検査、レントゲンなど術前検査を行います。

手術
体格などにより異なりますが、去勢手術は約30分、避妊手術は約30分から1時間かかります。同時に乳歯抜歯や臍ヘルニア、鼠径ヘルニアの修復術を行うこともできます。

お迎え
お迎えは避妊・去勢手術どちらも、当日の夕方には可能です。

抜糸
抜糸は手術後10日以降で、術部の状態を確認し行います。抜糸がいらない縫合法(皮内縫合)を選択する場合もあります。雄猫は抜糸の必要のない手術法となります。
Q&A
Q1 避妊手術・去勢手術をする時期は?
A1 手術は生後5~6ヶ月ごろから行うことが可能です。乳歯の状態や成長の度合いなど個別に手術日をご提案しています。高齢の場合も事前に健康状態の評価を行い、麻酔のリスクがないかを確認します。
Q2 手術後に注意することは何ですか?
A2 手術後は元気や食欲があれば、いつも通りの生活を送っていただいて大丈夫です。傷を舐めたりこすりつけたりしている場合は、傷が腫れたり、傷口が開いてしまう恐れがあります。できるだけ傷口に触らせないように注意してください。
Q3 手術後に太りやすくなると聞きました。
A3 手術後はホルモンバランスの変化から、太りやすい体質になることが多いです。避妊・去勢手術を受けた後の専用のフードを当院ではおすすめしています。
去勢・避妊手術料金
去勢手術料金 ※税込
| 犬の去勢手術(血液検査込み) ※体重12kgまで |
22,000円 |
|---|---|
| 猫の去勢手術(血液検査別途) | 13,200円 |
避妊手術料金 ※税込
| 犬の避妊手術(血液検査込み) ※体重12kgまで |
36,300円 |
|---|---|
| 猫の避妊手術(血液検査別途) | 22,000円 |
